富山の「好き」を旅のプランに 地域案内人育成プログラムが終盤、旅行者を迎える段階へ

富山県地域通訳案内士ネットワーク(代表:内藤真一)が主催し、VANCHA株式会社(本社:富山県氷見市、代表取締役:東海文香)が運営する「地域案内人育成プログラム」が終盤に入りました。このプログラムは、観光庁の「地方部における観光コンテンツとローカルガイド人材の一体的な質的向上事業(調査事業)」に採択された取り組みの一環です。現在は、参加者がそれぞれの地域の魅力を体験プランとしてまとめ、訪日外国人旅行者向けマッチングプラットフォーム「VANCHA TRIP」への掲載を進めています。

研修の受講ではなく、販売できるプランづくりがゴール
このプログラムが大切にしているのは、研修を受けること自体をゴールにしない点です。自分の好きな場所や行きつけのお店、地域の文化や暮らしなど、地元の人だからこそ知っている魅力を、外国人旅行者に楽しんでもらえる体験へと変えていきます。
観光やガイドの経験がない人に対しても、プランの内容や行程、価格設定、写真、紹介文などを一緒に考え、実際に販売できるところまで伴走することを目指しています。
ワークショップから始まり、オンライン5回とガイディング研修へ
プログラムは、9月に富山市・高岡市で開催した地元発見ワークショップからスタートしました。その後、全5回のオンラインセミナーと、10月18日・19日のガイディング研修が行われました。
毎週土曜日のオンラインセミナーで段階的に学ぶ
オンラインセミナーは、9月26日から10月24日までの毎週土曜日に全5回開催されました。学んだ内容は次のとおりです。
- VANCHA TRIPへの案内人登録
- プランの考え方、移動手段、現地リサーチ
- タイトル・価格・写真の設定
- 実際のプラン登録と予約後の流れ
高岡市で、旅行者を迎えるための基礎を習得
10月18日・19日には、高岡市でガイディング研修を実施しました。富山県地域通訳案内士が講師を務め、ガイディングのポイントや安全管理など、実際に旅行者を迎えるために必要な基礎を学びました。
次のステップは「販売」と「実際の案内」
研修と並行して、参加者による体験プランの造成やVANCHA TRIPへの登録も進んでおり、富山県の体験プランは徐々に増えています。これまでの掲載プランに加え、今回の育成プログラムをきっかけとした新しいプランも増やし、富山を訪れる外国人旅行者の選択肢を広げていく方針です。
プログラムは終盤を迎えていますが、取り組みはここで終わりではありません。今後は、完成した体験プランの情報発信や販売促進、実際の旅行者とのマッチングを進めます。また、実際にガイドを経験することで見えてくる課題や改善点の相談にも応じ、プランのブラッシュアップを支援します。地域の魅力の発見から、体験プランの造成、ガイディング、販売、そして実際の案内へ。VANCHA TRIPは、地域の方々が自分らしい形でインバウンド観光に関わり、継続的に活躍できる仕組みづくりを目指しています。
VANCHA株式会社の東海文香代表取締役は、「富山には、まだまだ外国人旅行者に知られていない魅力がたくさんあります」と語ります。さらに、「私たちが目指しているのは、ガイドの資格を持った人だけでなく、地域に暮らすさまざまな方が、自分のペースで観光に関わることのできる仕組みです」とし、「これからは、実際に旅行者を迎え、体験を提供する段階です。富山ならではの魅力を世界の旅人に届けられるよう、引き続き伴走していきたいと思います」とコメントしています。
事業の概要とVANCHA TRIPについて
採択事業名は「現場の声を起点とした『富山モデル・ガイドキャリアピラミッド』の構築と、ステップアップに応じた観光コンテンツの多層的供給実証事業」で、対象地域は富山県です。VANCHA TRIPは、訪日外国人旅行者と地域案内人をつなぐインバウンド観光マッチングプラットフォームです。地域で暮らす人が案内人・旅のプランナーとなり、行きつけのお店や地域ならではの体験を旅行者と共有することで、旅行者がローカルの一員になったように感じられる旅を提供しています。
出典:VANCHA株式会社












